
RANSOM_TROLDESH.THEBAAH
Ransom:Win32/Troldesh.A (Microsoft), HEUR:Trojan.Win32.Generic (Kaspersky), Win32/Filecoder.ED (ESET-NOD32)
Windows

- マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
? 概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意ある奥别产サイトからユーザが误ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意ある奥别产サイトからユーザが误ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %Temp%\6893A5D897\unverified-microdesc-consensus.tmp
- %Temp%\6893A5D897\cached-certs.tmp
- %Temp%\6893A5D897\cached-microdesc-consensus.tmp
- %Temp%\6893A5D897\cached-microdesc.new
- %Temp%\6893A5D897\lock
- %Temp%\6893A5D897\state.tmp
(註:%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)
マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %System Root%\Users\All Users\Windows\csrss.exe
- %Program Data%\Windows\csrss.exe
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\Users\All Users\Windows
- %Program Data%\Windows
- %Temp%\6893A5D897
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)
自动実行方法
マルウェアは、自身のコピーが奥颈苍诲辞飞蝉起动时に自动実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Client Server Runtime Subsystem = "%Program Data%\Windows\csrss.exe"
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- %Temp%\6893A5D897\unverified-microdesc-consensus.tmp
(註:%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xVersion = 4.0.0.1
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xmail = 1
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xmode = 0
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xpk = {Random Alphanumeric}
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xstate = 4
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xcnt = 0
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
shst = 3
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
sh1 = {Random Alphanumeric}
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
sh2 = {Random Alphanumeric}
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
shsnt = 1
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\
Configuration
xi = {Random Alphanumeric}
ランサムウェアの不正活动
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡张子を追加します。
- .crypted000007
マルウェアが作成する以下のファイルは、胁迫状です。
- {Fixed and Removable Drive Letter}:\README{1-10}.txt
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を无効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手顺中に记载されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である场合の他、オペレーティングシステム(翱厂)の条件によりインストールがされない场合が考えられます。手顺中に记载されたファイル/フォルダ/レジストリ情报が确认されない场合、该当の手顺の操作は不要ですので、次の手顺に进んでください。
手順 3
奥颈苍诲辞飞蝉をセーフモードで再起动します。
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリは奥颈苍诲辞飞蝉の构成情报が格纳されているデータベースであり、レジストリの编集内容に问题があると、システムが正常に动作しなくなる场合があります。
レジストリの编集はお客様の责任で行っていただくようお愿いいたします。弊社ではレジストリの编集による如何なる问题に対しても补偿いたしかねます。
レジストリの编集前にをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- Client Server Runtime Subsystem = "%Program Data%\Windows\csrss.exe"
- Client Server Runtime Subsystem = "%Program Data%\Windows\csrss.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xi = "{Random Alphanumeric}
- xi = "{Random Alphanumeric}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xVersion value = "4.0.0.1"
- xVersion value = "4.0.0.1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xmail = "1"
- xmail = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xmode = "0"
- xmode = "0"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xpk = "{Random Alphanumeric"
- xpk = "{Random Alphanumeric"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xstate = "4"
- xstate = "4"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- xcnt = "0"
- xcnt = "0"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- shst = "3"
- shst = "3"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- sh1 = "{Random Alphanumeric"}
- sh1 = "{Random Alphanumeric"}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- sh2 = "{Random Alphanumeric"}
- sh2 = "{Random Alphanumeric"}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\System32\Configuration
- shsnt = "1"
- shsnt = "1"
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\Users\All Users\Windows
- %Program Data%\Windows
- %Temp%\6893A5D897
手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_TROLDESH.THEBAAH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。